さて今回は黄色い会社のファナックです。そこが気持ち悪いのですが、いい企業であることは間違いありません。
7月24日にファナックの2008年4〜6月期の売上高は前年同期比4.5%増の1,130億円、営業利益が前年同期比4.5%増の471億円、経常利益は同5.4%増の534億円、当期利益は同9.9%増の334億円と発表されました。
FA部門(Factory Automation)の中核事業で世界トップシェアのCNCシステム(Computer Numerical Control)は内需が伸び悩んだものの、ヨーロッパ・アジア地域を中心に好調に推移しました。特に新興国需要が旺盛な建設機械やエネルギー産業向けが伸びた他、拡大基調にあります航空機や医療機器向けも順調に推移しました。
ロボット部門も日米の自動車関連産業向けは減少しましたが、中国・韓国の自動車関連産業向けが好調、一般産業向けも各地域で好調に推移しました。一方でロボマシン部門はロボドリル(CNCドリル)がパソコンや携帯音楽プレーヤー向けに好調に推移しましたが、ロボショット(全電動式射出成形機)やロボカット(ワイヤーカット放電加工機)は国内が低迷したため小幅減収となりました。
2009年3月期は減収減益を予想していますが、会社計画より円安(今期想定為替レートは1ドル=97円、1ユーロ=153円)にぶれていることから上方修正の可能性がでてきています。
日本工作機械工業会が発表しました2008年6月のNC機の受注残高が前年同期比5.4%増というのも追い風となるようです。
ファナックはロシアやインド、ブラジルなどの新興国にNC装置の拡大を図っています。ロシアでは2007年に販売サービス会社を設立、インドでも販売サービス拠点を19箇所に拡大、ブラジルでも新会社を設立しています。東欧のポーランドでもファナックポーランドサービスを設立しています。新興国では市場が今後5年後ほどで大きく拡大すると思われますので、ライバルとなるドイツのシーメンス社などの欧米各社との新興国でのシェア獲得競争が激しく行われています。
ちなみに今日のファナックの株価は8,780円。個人的には1万2〜3千円はあってもまったくおかしくはないと思っております。ファナックの分析を書きたくて。色々調べてたら2日ぶりの投稿となってしまいました。